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やらし恥ずかし夏休みバイト
第2章 下着モデル
「また、中に出されちゃったぁ……」
 更衣室の鏡に自らの姿を映しながら、悲しそうに朱里が言う。
 そして、持参したバッグからティッシュを取り出し、股間を拭った。
 脚を開き、股間を前に突き出す格好で、鏡を確認しながら花弁や茂みを拭いていく朱里。
 その白い液は、拭いても拭いても流れ出てきて、山里の大量放出を証明していた。
「もう、やだぁ……。確かに今回は、私からお願いしちゃったけど……中に出していいなんて一言も言ってないのに」
 顔をしかめる朱里だったが、その顔色は熟れた林檎の色のままだ。
 自分から望んでしまったということを思い出すたび、朱里の心は羞恥に染まった。
「赤ちゃんできたらどうするの……」
 呟きつつ、股間を拭く朱里。
 股間から噴き出る熱い液は、ようやく少なくなってきたものの、完全に拭き取ることなど不可能だということは明白だった。
 子宮に押し当てながら、出されたあの感覚が甦る。
 あのときは快感と喜びで目がくらんでいたが、今から思うとゾッとする事態だった。
 子宮の中にまで出されたのでは……と、朱里は不安に顔をゆがめる。
 そして、さらに念入りに、股間を拭くのだった。



 やがて、拭くのをやめた……というか、諦めた朱里は、元々着てきた服と下着に着替えた。
 今まで着用した商品の下着は全て、カゴの中だ。
 朱里はカゴの中に手を入れ、下着を全て取り出した。
 事前に面接で、「着用した下着は全てプレゼントする」と聞いていたので、用意してきた小さなナイロンの袋にそれらを詰め込み、その上でバッグにしまう朱里。
「こんなにいっぱいもらえるなんて、ラッキーかも」
 つい今しがたまで、あれほど落ち込んでいたのに、朱里はもう笑みすら浮かべている。
 なんという切り替えの早さだろう。
「でも、最後に穿いた黒いヒモは、帰ったら捨てるけどね」
 朱里はそう呟くと、鏡で身支度を確認し、また、忘れ物がないか何度も確認してから更衣室を後にした。


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