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やらし恥ずかし夏休みバイト
第3章 桃の販売員
 朱里はうっかりしていた。
 60個用意してある桃は、先ほど中宮が13個購入してくれたので、現在は残り47個になっている。
 これから、斎藤が22個、高原が24個買うと、残りはたったの1個ということになっていたのだ。
 つまり、橋本の分は1個しか残っておらず、橋本には何らいやらしいことをされる必要はなかったことになる。
 しかし、朱里は全く状況に気づいていなかった。
 先ほど受けた快楽や、三人の男性の前で全裸というこの恥ずかしい状況などが、朱里の頭をぼんやりさせており、すっかり冷静な判断が下せない状況に陥っていたからだろう。
 そして他の三人も、誰一人としてそんな細かい計算をしてみようという人などいなかった。
 みんな、これから始まるプレイに心躍らせつつ、朱里の美しい裸身を嘗め回すように観察していたのだ。
 橋本も、朱里の裸体に気づくと、目の色を変えた。
 たちまちのうちに、若い彼のシンボルは反応を始めている。
「朱里ちゃんだっけ、すっげぇいい女じゃん。当然、俺はFとCで行く。12000円くらいだっけ」
「あ、ありがとうございます。はい、そうですね。11400円になります」
 真面目に答える朱里。
 橋本が、「お前のような女とヤれるなら、12000円など安いものだ」と言外に匂わせていることに、少しも気づかずに。
 男性三人は、興奮に身をたぎらせつつ、朱里をまじまじと見つめていた。
「じゃあ、俺は早速Fをよろしくな。おっさんたち、お先に~」
 言うなり、サッと服を脱いでシンボルを露出させる橋本。
 そのシンボルは、驚くほど大きく、朱里を怯えさせた。
 あの海の家で会った男性客のモノよりも大きくみえる。
 ビクンビクンと波打つように動いており、色も赤黒くて、見た目だけでも相当いやらしい印象だ。
 それを、「さっさとくわえろ」とばかりに、朱里の唇に押し当てていく。
 先ほどから、橋本に対して、恐怖感を抱いていた朱里は黙って従うことにした。
 冷静に計算さえすれば、もう桃はほぼ完売といってもいい状況だったので、橋本には1個売るだけで良い状況だったのに。


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