この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
しかし、午後2時半ごろにちょっとした出来事があった。
注文を取りに、テーブルまで向かった朱里だったが、注文を聞き終えて厨房へと引き返す際、客の手が自分のお尻に当たったような気がしたのだ。
偶然かな、そう思った朱里は、特に気に留めることもなく、厨房へと戻った。
やがて料理とドリンクをトレイに載せ、そのテーブルへと戻ってきた朱里。
しかし、ドリンクを置いてトレイを空にしたその瞬間、目の前に座っている中年の男性客が、露骨に手を回して、朱里のお尻を撫でた。
驚いて、息が詰まる朱里。
声も出ずに固まる朱里に、にやつきながらその男性客が言った。
「新人ちゃんかぁ。いいケツしてるな。名前、何ていうの?」
「ちょっとおじさん、露骨過ぎるって」
真向かいに座っている、連れの若い男性がなじるように言う。
こっちの人はけっこうなイケメンだと、朱里は思った。
そういうやり取りがある間も、中年男性の片手は自分の口ヒゲを、もう一方の手は朱里のお尻を小刻みな動きで撫でさすっている。
「別に水着の上からだし、いいだろ。害はない」
平然と言い切り、撫で続ける中年客。
そこで、ハッと我に返り、名前を尋ねられていたことを思い出した朱里は、律儀に答えた。
「春日井朱里と申します」
「朱里ちゃんかぁ。なぁ、朱里ちゃん、これあげるから、水着の中に手を入れてもいい?」
そう言いつつ、中年客は懐から千円札を取り出した。
注文を取りに、テーブルまで向かった朱里だったが、注文を聞き終えて厨房へと引き返す際、客の手が自分のお尻に当たったような気がしたのだ。
偶然かな、そう思った朱里は、特に気に留めることもなく、厨房へと戻った。
やがて料理とドリンクをトレイに載せ、そのテーブルへと戻ってきた朱里。
しかし、ドリンクを置いてトレイを空にしたその瞬間、目の前に座っている中年の男性客が、露骨に手を回して、朱里のお尻を撫でた。
驚いて、息が詰まる朱里。
声も出ずに固まる朱里に、にやつきながらその男性客が言った。
「新人ちゃんかぁ。いいケツしてるな。名前、何ていうの?」
「ちょっとおじさん、露骨過ぎるって」
真向かいに座っている、連れの若い男性がなじるように言う。
こっちの人はけっこうなイケメンだと、朱里は思った。
そういうやり取りがある間も、中年男性の片手は自分の口ヒゲを、もう一方の手は朱里のお尻を小刻みな動きで撫でさすっている。
「別に水着の上からだし、いいだろ。害はない」
平然と言い切り、撫で続ける中年客。
そこで、ハッと我に返り、名前を尋ねられていたことを思い出した朱里は、律儀に答えた。
「春日井朱里と申します」
「朱里ちゃんかぁ。なぁ、朱里ちゃん、これあげるから、水着の中に手を入れてもいい?」
そう言いつつ、中年客は懐から千円札を取り出した。