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やらし恥ずかし夏休みバイト
第4章 プールの監視員
勤務時間中、何事もなく、無事に業務を終えることができた朱里。
事故だけではなく、細かな異常すら見当たらず、大いに安心した朱里だったが、異常ではないものの、気になったことが多少あったのは事実だ。
それは、男性客たちからの視線だった。
朱里の容貌が可愛らしいせいか、支給された競泳水着が超ハイレグだったせいか、理由は不明ながら、男性客たちは時におずおずと、時に大胆に、その視線を朱里の身体へと向ける。
それにはっきり気づいていた朱里だったが、目が合ったときにはあくまでも笑顔を忘れなかった。
そうして、朱里に目を合わせられると、ほとんどの男性が、あからさまに不自然な様子で目をそらす。
朱里は「水着姿の女子なんて全く珍しくもないのに、なぜそんなに見てくるんだろう」と不思議に思っていたものの、気にしないふりをして、仕事に取り組んでいた。
そして、最も気になったことは、同じような視線を、同じ班のメンバーからも感じたことだ。
先ほども触れたように、三人で班を作って、業務にあたっていた朱里。
他のメンバーはというと、チーフの安本と、朱里と同じく新人の滝川で、二人とも男性だった。
新人の滝川は、いかにも良い人っぽい風貌そのままに、穏やかでとっつきやすい性格に朱里には思えたが、問題は安本だ。
安本は、この仕事の大先輩であり、「チーフ」という肩書きを与えられており、この班のリーダーを任されている立場だった。
尖った髪型が特徴の、厳しい指導をする人物だ。
だが朱里にとって問題なのは、安本の厳しさではない。
責任重大なこの仕事柄、どうしても新人には特に厳しく指導しないといけないこともあるだろう。
そのことを朱里も分かっていたので。
問題だったのは、安本も他の男性客と同じような視線を、朱里へと向けていたことだった。
近づいて会話を交わしたときも、喋りながらもチラチラと、朱里の水着姿へと視線を這わせていた安本。
一方の滝川が真面目で、少しもそんな素振りを見せなかっただけに、対照的だった。
もっとも、滝川だって、朱里にバレていないだけで、こっそり見ていたのかもしれなかったが。
事故だけではなく、細かな異常すら見当たらず、大いに安心した朱里だったが、異常ではないものの、気になったことが多少あったのは事実だ。
それは、男性客たちからの視線だった。
朱里の容貌が可愛らしいせいか、支給された競泳水着が超ハイレグだったせいか、理由は不明ながら、男性客たちは時におずおずと、時に大胆に、その視線を朱里の身体へと向ける。
それにはっきり気づいていた朱里だったが、目が合ったときにはあくまでも笑顔を忘れなかった。
そうして、朱里に目を合わせられると、ほとんどの男性が、あからさまに不自然な様子で目をそらす。
朱里は「水着姿の女子なんて全く珍しくもないのに、なぜそんなに見てくるんだろう」と不思議に思っていたものの、気にしないふりをして、仕事に取り組んでいた。
そして、最も気になったことは、同じような視線を、同じ班のメンバーからも感じたことだ。
先ほども触れたように、三人で班を作って、業務にあたっていた朱里。
他のメンバーはというと、チーフの安本と、朱里と同じく新人の滝川で、二人とも男性だった。
新人の滝川は、いかにも良い人っぽい風貌そのままに、穏やかでとっつきやすい性格に朱里には思えたが、問題は安本だ。
安本は、この仕事の大先輩であり、「チーフ」という肩書きを与えられており、この班のリーダーを任されている立場だった。
尖った髪型が特徴の、厳しい指導をする人物だ。
だが朱里にとって問題なのは、安本の厳しさではない。
責任重大なこの仕事柄、どうしても新人には特に厳しく指導しないといけないこともあるだろう。
そのことを朱里も分かっていたので。
問題だったのは、安本も他の男性客と同じような視線を、朱里へと向けていたことだった。
近づいて会話を交わしたときも、喋りながらもチラチラと、朱里の水着姿へと視線を這わせていた安本。
一方の滝川が真面目で、少しもそんな素振りを見せなかっただけに、対照的だった。
もっとも、滝川だって、朱里にバレていないだけで、こっそり見ていたのかもしれなかったが。