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やらし恥ずかし夏休みバイト
第4章 プールの監視員
 やがて触れ合う二人の唇。
 知らず知らずのうちに、朱里の両手も優輝の身体へと回されている。
 二人はそうして全裸で抱き合いながら、お互いの唇を貪りあった。
 ちゅ……んちゅ……。
「んんっ……んんん……」
 朱里の口から声が漏れる。
 優輝は黙って、朱里の髪を優しくなでた。
 やがて、優輝が唇を離そうとするが、今度は朱里が唇をくっつけてきて、離さない。
 いつの間にやら、朱里は相当気持ちよくなっているようだった。
 そして、依然として目を閉じたまま、自ら舌を出し、勇気の唇の間へと押し込んでいく。
 どうやら、ディープキスは未経験だったらしく、目を見開いて驚く勇気。
 しかし、すぐにうっとりとした表情で自らも目を閉じると、自分の舌を朱里のと絡ませていった。
 ちゅ……ちゅちゅ……。
 二人の舌は濃厚に絡み合っていく。
 また、時々優輝は朱里の唇を音を立てて吸い上げ、味わっていった。
「んんぁ……ん……」
 しばらくディープキスを交わした後、ゆっくりと二人は唇と舌を離していく。
 甘い感覚に、二人とも恍惚の表情を浮かべていた。
「ファーストキスが朱里お姉さんとだなんて。勇気を出してよかった」
「え?! 初めてだったの?」
「どうしてそんなに驚くの?」
 不思議そうな優輝。
「だって、それなら先に言っておいてくれないと……。いきなり濃厚なキスになっちゃってたじゃん」
「別に気にしないし、むしろ嬉しいな。朱里お姉さんの方から舌を絡めてきてくれて」
 優輝は無邪気に喜んでいる様子だ。
 朱里も少し、嬉しくなった。


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