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第7章 やっぱり発情しちゃいますっ！

　なかなか見つからず、あれやこれやと机を漁っていると、柚留が声をかけてくる。

「いつも持ってるスケッチブックは？」
「あれは、ダメ！　企業秘密よっ」

　ってか、最近卑猥なものしか描いてないから見せられないだけだけどねっ。アソコとかアソコとかアソコとか。

「あったー」

　ようやく探していたファイルを見つける。
　青いやつ。パラパラと開くと、鉛筆での落書きや、同人誌で使うキャラの設定を走り書きしたもの、色鉛筆で塗っているものなど、いろんな絵が雑多に挟まっていた。ざっと見たところ、そこまで卑猥な絵はない。よし、これなら見せれる！

「イラストっていうより、落書きって感じのものばっかだけど。はい」

　あたしは柚留にファイルを手渡した。
　柚留は嬉しそうにファイルを受け取り、一ページ一ページ、丁寧に眺めていく。
　これ可愛い、とか、この子好き、とか、見てるこっちが不思議に思うくらい楽しそうに。