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あたしに全部見せなさいっ!
第2章 紙とインクに発情中っ!
成績だけじゃない。背も高いし、もう引退しちゃったけど、もとバスケ部のレギュラーで、運動神経もいい。
ハイスペックでコミュ力も高い、誰もが認める爽やかイケメン君。当然モテる。なんでそんなハイスペック男子を詩織がゲットできてるのかっていえば、答えはとっても簡単なことで。
詩織も彼氏さんに負けないくらい美人でオシャレでモテる子だから。
癖一つないドストレートのロングヘアー。くっきり二重な目。リップ一つでつやっつやな唇。相変わらず眩しい美少女だ!
あともう一つ、まあ、これがあたしと仲良い最大の要因なんだけど、詩織は隠れ腐女子だったり。しかも結構重度の。てか末期の。
「てかさー、さっきから何描いてんの!? 見せなさいよっ」
そう言って、描きかけのルーズリーフを奪われてしまう。
「うわあ、ドストライクの美少年っ!」
「まだラフだってば」