この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第7章 やっぱり発情しちゃいますっ!
「や、やあ……っ!」
服を捲りあげて胸元に潜り込んできた柚留の手に、あたしは我に返ったように悲鳴をあげていた。
そう、悲鳴。とっさに出てしまった声は、自分でも驚くくらいに大きかった。柚留が怯んだ隙に、柚留の下から抜け出してようやく上半身を起こす。
「はあ……っ、はあ……っ」
不思議なくらい、自分の息も弾んでいた。
いろんなことにびっくりした。柚留の行動にも、噛みつくようなキスにも、今までみたことないほどの、凶暴な眼差しにも。……あたしの知ってる柚留じゃないみたいで。
びっくりして、同時に怖かった。バクバクバクバク、うるさいくらいに心臓が鳴り止まない。
「……僕に触られるの、嫌?」
ふいに柚留が呟いた。
「あ、当たり前じゃんっ! こんなの、約束と違うし……」
「漫画に協力するって話?」
「そーだよ! こんなの……っ」
あたしは柚留から、ばっと顔を背けた。
「それにあたし、レズじゃないし……っ」