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あたしに全部見せなさいっ!
第8章 愛の説教部屋

 柚留はあたしだとわかると、すぐに窓を開けて中に招き入れてくれた。

「まりねちゃん、どうしたの?」
「う、う、うあああん……っ! 柚留ぅぅぅ!」

 堰を切ったように悔しさが溢れ、わんわんわんわん泣きわめきながら、お父さんとお母さんとのあれこれをぶちまける。柚留はあたしの背をぽんぽんと叩きながら、うんうんと話を聞いてくれた。時々涙を拭い、泣き止むまでずっと。それ以来、いつも部屋の窓を開けておいてくれる。
 あの時あたしの涙を拭ってくれた手はぷっくりと柔らかかったし、体だって、あたしと同じような感触だった。まだ丸みがあった。昔から、女の子みたいに可愛かった柚留。
 今だって可愛いけど、あの頃とは違う。あたしを抱きしめた腕や体の感触、欲情した熱い眼差しや、猛った柚留自身はーー成長した男の子のものだった。
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