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あたしに全部見せなさいっ!
第9章 二人の気持ち

 その自転車にはあたし達と同じ制服の男の子が乗っていて、あたしと柚留との距離を、あっという間に埋める。
 柚留の前でぴたりと車輪を止め、前を塞ぐように立ちはだかった。
 え?
 あたしは目を疑った。
 自転車から降りたその男の子は、なんと突然柚留の両手を握り柚留の体をフェンスに押しつけた。
 右側が田んぼ、左側はフェンスを挟んで土手になっていて、その下には川。
 ーーえ? 一体何をする気なの!?
 突き落とそうとでもしてるんじゃないかと思って、とっさに駆け出した。よく見るとあの男おかしいし。黒いマフラーで口元を覆ってて、目にはサングラス、ニット帽までかぶっている。かなり目深(まぶか)に。まるで顔を隠してるみたいっ。
 だけど様子が変だった。柚留の体に妙に密着して、顔だって、息がかかりそうなくらい近くって……あれ、なんかこれってーー。
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