この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第9章 二人の気持ち

 嬉しそうに、にーっこりとする柚留。
 ……うーん、どうしても可愛い以外の形容が浮かばないんだよなぁ。それはあたしのせいじゃないと思うっ。

「早く帰ろう。暗くなっちゃったし」
「うん」

 自然と手は繋いで。家までの道を歩き出そうとした時だった。
 ーーちりん、と、自転車の音がした。
 あたしはぞっとして、恐る恐る後ろを振り向く。
 目を直撃する眩しいライト。
 さっきの変質者だ!

「ゆ、柚留……」

 逃げなきゃっ。
 とっさに柚留の腕を掴んで、走りだそうとした時だった。

「おい、忘れ物。まったく、森永も藤峰も、二人揃って気付かないとかどんだけだっ」
「……へ!?」

 あまりにも気さくに話しかけてくる、チャリの持ち主に唖然。
 忘れ物? ん? てかなんであたしたちの名前知ってんの!?
 混乱するあたしの隣で、柚留はやっぱり柚留だった。

「あ、ありがとー」
/220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ