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あたしに全部見せなさいっ!
第3章 オトコの研究法!?
不安定な足場を伝って、どうにか柚留の部屋の前まできた。そーっと窓を開けると、やっぱり鍵は開いている。
音を立てないようにゆっくりゆっくり開けて、白いカーテンをめくった。
窓の下にはすぐベッド。予想した通り、柚留はすやすや眠ってる。
よし、と思わずガッツポーズ。今なら、見れる!
柚留の体を跨いで、ベッドの端と端に両膝をついた。窓を閉める。薄めの掛け布団をそーっとはぐと、青い水玉模様のパジャマがちらりと覗く。
あたしなんて寝間着は黒のスウェットなのに、相変わらず可愛いなぁ柚留ちゃんは。そういえば、小学校の頃はクマの顔がいっぱいプリントされたパジャマ着てたっけ、なんてどうでもいいことを思い出し、ブンブンと首を振る。
そんなん思い出してる場合じゃなかった。あたしには、重大な任務があるのだ!