この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第3章 オトコの研究法!?
そんなことをついつい考えてしまうくらい、柚留は自然体で女子っぽい。
「まりねちゃん……?」
不信そうな眼差しを向けられ、あたしは我に返っていい募る。
「えっと……、ほら、夜中ってなんか創作意欲わくじゃん。柚留に協力してもらおうって思い付いたのがさっきで。いてもたってもいられなくなっちゃって」
別に嘘は言ってない。
「メールでも電話でもしてくれれば、玄関開けたのに」
「あー、うっかりうっかり。家族の人起こしちゃ悪いかなって」
寝てる間にこっそり脱がして観察しちゃえ、とか思ったのはもちろん秘密。それはイケナイことだ!
「で、今度は何? そのスケッチブック。今から描くの?」
「ううん、もう遅いし、明日からでいいよ。柚留も眠いでしょ?」
「……うん」
深夜一時に叩き起こしても怒らない柚留。たいがいあたしに甘い。