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あたしに全部見せなさいっ!
第3章 オトコの研究法!?
「じゃあなんで持ってきたの?」
「んー、それはぁ……」
あたしはスケッチブックの一番最後のページを開いた。順序よく、最初のページから使ってるから、もちろん最後は白紙。そこに持ってきたえんぴつで、さささーっと文章を書く。
書き終え、柚留に見せる。
「同意書よっ」
「ど、同意書?」
そこにはこう書いた。
『ぼく、森永柚留は藤峰まりねに一ヶ月間、体を差し出すことを誓います。藤峰まりねの言うことなら、なんでも聞きます』
「何これっ」
「だから同意書。下にサインして、サイン。ほら、名前書いて」
こういうのって同意書で合ってるっけ? なんでもいいんだけど、口約束だけで、柚留にやっぱり嫌だと言われてしまったら困る。
「な、なんでもするとは言ってな……」
「もーう、細かいーっ! 男でしょ! つべこべ言わないのっ! 名前書いてっ!」