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あたしに全部見せなさいっ!
第4章 男の子の体
お母さんは今日、ビーフシチューにするらしい。渡されたメモ用紙を持って、近くのスーパーへ。
柚留と仲良くお使いとか、してる場合じゃないのにっ! 〆切ーっ!
一時間ほどで帰宅。よーし、柚留と部屋でさっきの続きを、と思った刹那。
「あの、良かったら、夕飯作り手伝いますっ」
「まあっ! いいの!?」
「はあっ!? ゆず……もが、もぐぐっ」
文句を言おうと開いた口は、柚留の手によって塞がれてしまう。
「ほら、まりねちゃんはさっきの課題の続き。夕飯作り終わったら僕も行くから、部屋戻ってて」
なぬー! のけ者にする気か! 何が課題だ! さっき開いてたのは課題じゃなくて、あたしが描いたエロ漫画だっ!
デタラメばかり言う柚留の手に、噛みついてやろうとした時。
「そうよまりね。テスト大変なんでしょ? 課題はちゃんと提出しなさいよ」