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あたしに全部見せなさいっ!
第6章 二十四時間発情中!?

 午前中、十分休憩なんかはあったけど、結局柚留には話しかけられずにいた。
 タイミング合わなくてっていうか、やっぱり気まずくて。席離れてて本当に良かった。
 二日も経つと、土曜のことは夢だったような気さえしてくる。あの夜の、薄暗がりの中にいた柚留は、今ここにいる柚留とは、まるで別人みたいに見えたから。
 だけど、柚留が帰ったあとこっそり行(おこな)った後片付けも、部屋に残った柚留の匂いも、ねばねばした感触も、柚留が見せてくれたオトコノコなところも、全部鮮明に残っている。
 ーーまりねちゃん……っ 。
 耳の奥ですがるようにあたしを呼ぶ柚留の声が反響して、ぞくりと背筋が震えた。同時に、扇情的な顔も、あたしの手を掴んできた温かな感触も。

「あ……」

 体の芯で何かが疼いて、下着を濡らす感触があった。
 授業中なのに……っ。
 土曜の夜の柚留を思い出すと、体がとても熱くなった。
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