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あたしに全部見せなさいっ!
第6章 二十四時間発情中!?

 朝からのあたしの心理やら行動を、一寸違わず見透かされている。

「きわめつけは今のグミ。森永くんの手を掴んだ時、彼の顔見なかったでしょ? 不自然なほどうつむいちゃってさぁ」
「あ、あれは……」

 言い訳を探そうとして、はっとする。

「まさかやりすぎたって、三個目、あたしの上にグミ投げたのわざと!?」
「うーん、もうちょっと、森永くん寄りに投げるつもりだったんだけどねー……」
「サイッテー」
「ごめんなさい」
「ごめんで済むなら、警察はいらないっ」
「……もうやりません」

 本当に、怪我したら危ないし。
 詩織は声のトーンを下げて、もう一度頭を下げる。それからまた話を戻した。

「で? この週末に何があったん? 告られた? 告った? 付き合っちゃったっ?」
「そんなんじゃないってばー」

 この流れで、柚留を裸にして、絵を描いて、射精させちゃったーとは、さすがに言えない……。
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