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あい、見えます。
第1章 見つめ合って
「ステアが少し足りないけれど、全体的に文句無い」

その言葉に、庵原がグラスを持ち上げ、一口飲んでから眉を持ち上げる。
佐々木の言葉の意味が、舌で分かったらしい。

「まぁ、お前の場合、流れに合わせて提供まで持っていくから、ステアの手首の返しを変えれば、回数は変わらずに作れるんじゃないか?」

今は無音のフロアだが、実際ならばJazzが流れている空間で、その音楽のリズムや雰囲気に合わせて、庵原はボトルを操っている。
今夜の自主練においても、庵原の頭の中に音楽が流れているのが、佐々木には見て取れた。
身体の動きにリズムがあるのだから、そのテクニックを楽しんだ客ならば、この味で、概ね問題は無いはずだ。

「まだ、だめっすね。もうちょい、練習していきます」

それでも、この金髪の男は納得しないらしい。
自分は明日がオフだから良いものの、相手は明日もカウンターで仕事のはずだ。

「余り無理するなよ?」

労う佐々木にグラスに入った水を差し出しながら、庵原は軽く頭を下げた。





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