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第3章 囲い込まれる野良猫

　言われて意識してみると、貴博さんの形がより分かったような気がした。
「すごい、今、締め付けられたのが分かった」
　もっと貴博さんを感じたくて中に力を入れると、呻かれた。
「痛かった……？」
「違う。気持ち良すぎ。もっと真白を感じてたいのに、出るかと思った」
　そういって笑う貴博さんがいつもと違う妖艶な表情で、またもや強く締め付けたのが分かった。
「真白、煽りすぎ」
「それ……はっ、貴博さんがっ」
「俺が？」
「色っぽすぎるからっ」
「俺が色っぽいと思ったのなら、それは真白がそうさせているからだ」
　貴博さんは一度、奥へ押し込めた後、動きを止めた。
　汗だくになった貴博さんは髪をかき上げると私の瞳をじっとのぞき込んだ。
「真白、愛してる」
「────っ！」
　色気だだ漏れの貴博さんのその言葉に恥ずかしくて、真っ赤になった。そして中が今までにないほどきつく締め付けたのが分かった。
　貴博さんの胸に顔を埋めると、抱きしめられた。
「真白、締め付けすぎ……！」
「だ……って！」
　腰を何度か押しつけられた後、貴博さんは大きく腰を引き、勢いよく埋め込んできた。
　強い刺激に身体が跳ね、貴博さんにまたもやしがみつく。
「もうちょっと真白と一つになってたかったのに、限界」
　そういうと貴博さんは強いくらい擦り上げ、がつんと最奥を突いた途端、薄い膜越しに放たれたのが分かった。