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テンプテーション【完結】
第4章 周辺がにぎやかすぎて困ります!
 買い物リストは改めて作るとして、気になっていた冷蔵庫の中を確認すると、調味料や食べ物が入っていた。これをこのまま置いていくにはもったいないし、中身を空にして電源ごと抜いておきたい。
「引っ越しまで、貴博さんの部屋で過ごすというのなら、冷蔵庫の中身を空にしてしまいたいです」
「俺の部屋の冷蔵庫と違って、色々入っているな。分かった、部屋に持って行けるように手配しておく」
 とは言っても、明日も私たちは仕事だ。どうする気なんだろう。
「貴博さん」
「ん?」
「今日は定時で帰れましたけど、明日も早く帰れるとは限らないんですけど」
「あぁ、それなら心配いらない。俺が荷物を運び出しておくから」
「……はいっ?」
「あれ、話してなかったか? 月・水・金曜日は産業医の仕事だけど、火曜日と木曜日は実家の病院の手伝いをしてるって」
「あぁ……」
 そういえば、前にそんな話を聞いた気がする。
「火曜日と木曜日は少しは自由に動けるから、俺がやっておくよ」
「それなら、鍵を渡しておきましょうか」
「真白が嫌でなければ、預からせてもらうよ」
 別に見られて困るものはなかったはずだから、貴博さんに部屋の鍵を預けることにした。
「ところで貴博さん」
「なんだ」
「夕飯は食べましたか」
「食べてないが」
「それなら、明日、持ち出すものが少しでも減るようにここで食べて貴博さんの部屋に戻りましょうか」
「お、それはいいな」
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