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テンプテーション【完結】
第4章 周辺がにぎやかすぎて困ります!
 ストッキングのせいで足が開けなくて、身体を折り曲げるようにして押し込められているため、いつも以上に貴博さんを感じる。だけど不自由で、少しだけ苦しい。
「貴博さん、ストッキング、全部、脱がして」
 伝えると、私の足を抱えるようにしていた貴博さんは、両足からストッキングと下着を抜き去ってくれた。
 薄い膜越しではなく貴博さんを感じて、しかも自分がずっと過ごした部屋でと思うと高ぶってきた。
 しかも服も脱がず、スカートをまくり上げただけという姿はさらに興奮を煽る。
「貴博さんっ」
「真白を直に感じられて、すごく気持ちがいい」
 腰を揺らされていると、より感じるところに当たり、勝手に涙があふれてきた。
「真白も興奮してる? いつもより締め付けがきつい」
「あっ、んっ、気持ち……いい、のっ」
 貴博さんは親指を舐めて濡らすと、私の花芯を撫でてさらに煽ってきた。
「だ……めっ、それっ」
「気持ちいい?」
「よすぎて、だめっ」
 貴博さんはあろうことか、私の身体を抱き起こすと抱きしめてきた。中で当たる角度が変わり、さらに涙があふれてきた。
「やっ、ふか……いっ」
「すごい、締め付けられてる」
「なんで、そんなっ、冷静、なのっ」
 おかしくなるほど感じて乱れているのに、貴博さんは妙に冷静で恥ずかしい。
「油断したら中にぶちまけそうだから、必死に我慢してるんだ」
「結婚したからっ」
「うん。……真白は子ども、何人欲しい?」
「そんなこと、考えたことない」
「俺は女の子と男の子、最低でも一人ずつ欲しいと思ってる」
 具体的な答えに、思わず笑ってしまった。
「何度も妄想した。真白と挟んで、女の子と男の子と並んで歩くのを」
 言われて想像して、中がさらに締め付けたのが自分でも分かった。
 貴博さんの夢を叶えてあげたい。そう思った私は気がついたらとんでもないことを口にしていた。
「貴博さんっ、欲しい……のっ」
「中に出していい?」
「うん。貴博さんを、ちょうだいっ」
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