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テンプテーション【完結】
第1章 告白から始まる恋?
「森山さんには内緒にしておいてね」と言われ、自分の耳を疑った。どうしてと聞くと、苦手だから呼びたくないと言うのだ。
なによそれ、とぶち切れ、すぐに出席から欠席とした。それでも腹の虫がおさまらなくて、同じ日にさゆみちゃんを誘って、ふたりでお疲れ会を開くことにしたのだ。
とはいえ、突発的に思いついた上、金曜日だったため、思い当たるお店はすべて満席だった。どうしようと途方に暮れていたら、打ち上げに参加しているはずの月野木さんと偶然出会い……。
今思えば、あれはとても不自然だった。
だけど月野木さんの案内で素敵なお店に入ることができて、それから月に一度、食事会をしようという話になったのだ。
五年前からって、もしかしてこの時から?
いや、まさか。月野木さんが五年もの長い間、ずっと私に片想い……?
そんなことを考えていたら、あっという間に時間が経っていて、アラーム音で起床時間が来たことを知った。私は慌てて仕事へ行く準備を始めた。
なによそれ、とぶち切れ、すぐに出席から欠席とした。それでも腹の虫がおさまらなくて、同じ日にさゆみちゃんを誘って、ふたりでお疲れ会を開くことにしたのだ。
とはいえ、突発的に思いついた上、金曜日だったため、思い当たるお店はすべて満席だった。どうしようと途方に暮れていたら、打ち上げに参加しているはずの月野木さんと偶然出会い……。
今思えば、あれはとても不自然だった。
だけど月野木さんの案内で素敵なお店に入ることができて、それから月に一度、食事会をしようという話になったのだ。
五年前からって、もしかしてこの時から?
いや、まさか。月野木さんが五年もの長い間、ずっと私に片想い……?
そんなことを考えていたら、あっという間に時間が経っていて、アラーム音で起床時間が来たことを知った。私は慌てて仕事へ行く準備を始めた。