この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
テンプテーション【完結】
第4章 周辺がにぎやかすぎて困ります!
 感極まったような甘えた声を出して、苦しいくらいに後ろから抱きついてくる貴博さん。
 腕の中でくるりと振り返ると、でれっとした笑みを返された。
 惚れた弱みでしょうか、そんな表情さえかわいいと思えるのは。
「真白」
「はい」
 貴博さんの腕の中で見上げると、とても幸せそうな表情をした貴博さんが私を見下ろしていた。黒縁眼鏡の奥には満足そうに細められた目。相変わらずの甘ったるい空気だったけれど、私もつられて笑みを浮かべていた。
「今日は俺のわがままを聞いてくれて、ありがとう。愛してるよ」
 わがままって私の部屋でのアレですかっ?
 思い出して、顔がものすごく熱くなっていくのが分かった。すごく恥ずかしい!
 私は慌てて貴博さんから視線をそらした。
「真白……?」
 貴博さんの言葉に応えもしないで顔をそらしたからか、貴博さんの不安そうな声が聞こえてきた。
「もっ、もう! 思い出して恥ずかしいんですっ」
 理由を口早に告げ、顔を見られたくなくて貴博さんに抱きついて胸に顔を埋めたら、強く抱きしめられた。
「真白、かわいすぎる……!」
 きゅっと抱きしめられ、貴博さんの匂いにくらりとした。
/210ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ