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テンプテーション【完結】
第4章 周辺がにぎやかすぎて困ります!
朝ご飯を食べて、準備をした後に充電器からスマホを抜いたときにさゆみちゃんからメッセージが来ていたことに気が付いた。なんだろうと中を読んで、思わず眉をひそめた。
「貴博さん、今日の夜、なにか予定はありますか?」
「ん? どうした?」
「さゆみちゃんからメッセージが来ていたんだけど、これ」
貴博さんにスマホの画面を見せると、顔をしかめた。
「なんだ、この暗号」
「いつもですよ。これはまだ分かりやすいです」
ちなみに、文面はこうだ。
《問題発生
解決望む》
見てのまんまで、ヘルプを求めているのだ。内容の想像はつくような、つかないような。
「真白は定時で上がれるか?」
「頑張って定時で終われるように調整します」
はっきりと上がれると言えないもどかしさよ。
「それなら、十九時に駅前で待ち合わせよう」
私が定時に上がれなかった場合の保険を掛けた待ち合わせ時間にしてくれましたね。
「店は適当に予約しておく。四人でいいんだよな」
「え? 私と貴博さんとさゆみちゃんですよね? なんで四人?」
「なんでって、昨日の今日でこのメッセージが来たということは、中本課長も絡んでるってことだろう?」
「そうだと思いますけど、逆に中本課長のことで相談なんだと思いますよ」
「……ふむ」
そう口にして、さゆみちゃんの相談内容とその時の表情まで鮮明に浮かんできて、少しおかしくなった。
《おはよう
今日の19時に駅前待ち合わせでいい?》
返事をすると、速攻で返ってきた。
《昼がいい》
お昼かあ。
《じゃあ、お昼に休憩スペースは?》
《分かった》
予定が決まったところで貴博さんを見ると、スマホ片手になにか調べていた。
「貴博さん」
「ん?」
「さゆみちゃんとはお昼に休憩スペースで話すことになりました」
「分かった。夜にも話すようならば、連絡して。店を予約するから」
「あ、はい」
「貴博さん、今日の夜、なにか予定はありますか?」
「ん? どうした?」
「さゆみちゃんからメッセージが来ていたんだけど、これ」
貴博さんにスマホの画面を見せると、顔をしかめた。
「なんだ、この暗号」
「いつもですよ。これはまだ分かりやすいです」
ちなみに、文面はこうだ。
《問題発生
解決望む》
見てのまんまで、ヘルプを求めているのだ。内容の想像はつくような、つかないような。
「真白は定時で上がれるか?」
「頑張って定時で終われるように調整します」
はっきりと上がれると言えないもどかしさよ。
「それなら、十九時に駅前で待ち合わせよう」
私が定時に上がれなかった場合の保険を掛けた待ち合わせ時間にしてくれましたね。
「店は適当に予約しておく。四人でいいんだよな」
「え? 私と貴博さんとさゆみちゃんですよね? なんで四人?」
「なんでって、昨日の今日でこのメッセージが来たということは、中本課長も絡んでるってことだろう?」
「そうだと思いますけど、逆に中本課長のことで相談なんだと思いますよ」
「……ふむ」
そう口にして、さゆみちゃんの相談内容とその時の表情まで鮮明に浮かんできて、少しおかしくなった。
《おはよう
今日の19時に駅前待ち合わせでいい?》
返事をすると、速攻で返ってきた。
《昼がいい》
お昼かあ。
《じゃあ、お昼に休憩スペースは?》
《分かった》
予定が決まったところで貴博さんを見ると、スマホ片手になにか調べていた。
「貴博さん」
「ん?」
「さゆみちゃんとはお昼に休憩スペースで話すことになりました」
「分かった。夜にも話すようならば、連絡して。店を予約するから」
「あ、はい」