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テンプテーション【完結】
第5章 幸せの誘惑(完)
あの洗濯機はあのまま持って行くという話になっていたような気がするんだけど、どうするんだろう。
「真白の部屋にあった洗濯機も状態がよかったから、知り合いに譲ったという話はしたよな?」
「はい、聞きました」
洗濯機は下着も洗濯するから人にあげるのは抵抗があったんだけど、もらい手は女性と聞いたからどうぞと譲ったのだ。ちなみに、私の部屋にあった他の家電製品も貴博さんが知り合いに譲ったようだ。
「引っ越すという話をどこから聞きつけたのか知らないけど、大学の後輩が洗濯機が欲しいと連絡してきたから譲ることにしたんだ」
せっかくの新婚生活だから新しくなるのは嬉しい。もらい手がいたのならそれはそれでいいのではないだろうか。
「洗濯機が欲しいと言ってきたヤツが冷蔵庫と電子レンジも欲しいというから、まとめて譲ることにした」
「へー」
「なんでも一人暮らしを始めるだとかで、ありがたがっていたよ」
一人暮らしを始めようと思ったら、家を借りるためのお金もいるし、身の回りの生活をしていくための家電も必要だ。
「一人暮らし用の安いのをと思っても、色々買っていると高いですもんね」
「そうなんだよな、高いよな」
それに、今は捨てるのにもお金が掛かるのだ。まだ使えるものを捨てるのにも抵抗があるから、もらい手があって助かった。
「引き渡しは平日だけど、真白は休めそうか?」
「部長に聞いたら、休んでもいいということだったので、お休みをもらいました」
「それなら、来週は荷造りをしないといけないな」
「そうですね」
つい最近、自分の部屋から出るために色々と荷造りしたような気がするのに、また片付けないといけないのかと思ったら、ちょっと面倒だ。
「家電はこれくらいで、後は寝具か」
「え、貴博さんの部屋にあるベッドは?」
「あれは持って行くけど、客間用にするつもりだ」
「てっきりあれを持って行って、追加でベッドを買うのかと思っていました」
「それでもいいのか」
高さが合わないと困るから、高さを測って買いに行かないといけないから、また後日ってことか。
「真白と二人でこうやって新しい生活を始めるための準備をするのって、楽しいな」
「はい、そうですね」
「真白の部屋にあった洗濯機も状態がよかったから、知り合いに譲ったという話はしたよな?」
「はい、聞きました」
洗濯機は下着も洗濯するから人にあげるのは抵抗があったんだけど、もらい手は女性と聞いたからどうぞと譲ったのだ。ちなみに、私の部屋にあった他の家電製品も貴博さんが知り合いに譲ったようだ。
「引っ越すという話をどこから聞きつけたのか知らないけど、大学の後輩が洗濯機が欲しいと連絡してきたから譲ることにしたんだ」
せっかくの新婚生活だから新しくなるのは嬉しい。もらい手がいたのならそれはそれでいいのではないだろうか。
「洗濯機が欲しいと言ってきたヤツが冷蔵庫と電子レンジも欲しいというから、まとめて譲ることにした」
「へー」
「なんでも一人暮らしを始めるだとかで、ありがたがっていたよ」
一人暮らしを始めようと思ったら、家を借りるためのお金もいるし、身の回りの生活をしていくための家電も必要だ。
「一人暮らし用の安いのをと思っても、色々買っていると高いですもんね」
「そうなんだよな、高いよな」
それに、今は捨てるのにもお金が掛かるのだ。まだ使えるものを捨てるのにも抵抗があるから、もらい手があって助かった。
「引き渡しは平日だけど、真白は休めそうか?」
「部長に聞いたら、休んでもいいということだったので、お休みをもらいました」
「それなら、来週は荷造りをしないといけないな」
「そうですね」
つい最近、自分の部屋から出るために色々と荷造りしたような気がするのに、また片付けないといけないのかと思ったら、ちょっと面倒だ。
「家電はこれくらいで、後は寝具か」
「え、貴博さんの部屋にあるベッドは?」
「あれは持って行くけど、客間用にするつもりだ」
「てっきりあれを持って行って、追加でベッドを買うのかと思っていました」
「それでもいいのか」
高さが合わないと困るから、高さを測って買いに行かないといけないから、また後日ってことか。
「真白と二人でこうやって新しい生活を始めるための準備をするのって、楽しいな」
「はい、そうですね」