この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
テンプテーション【完結】
第5章 幸せの誘惑(完)
自分たちの好みの快適空間を作るためと思うと、それもまた楽しい。
夕飯を食べて、明日の朝ごはんを買ってから部屋へと戻る。
お風呂に入って寝る準備をして布団に入っていると、あまりの心地よさに先に眠ってしまうということが多くて、なんだか貴博さんに申し訳ない気分になる。
貴博さんが寝る準備をして布団に入ってきたことで、目が覚めた。
「ごめん、起こした?」
「あ……気がついたら寝てました」
「土日も出掛けることが多いから、ゆっくりできないよな。明日は出掛けないで部屋でゆっくりしようか」
「はい、そうします」
仕事が忙しくないとはいえ、ほぼ毎日、出掛けていたらさすがに疲れる。だからその申し出は大変ありがたかった。
「真白と一緒に色々と見て回れたのは楽しかったけど、二人きりでゆっくりいちゃつけてないからちょっと不満に思っていたんだ」
それは私も思っていたことだから、貴博さんの身体に抱きついた。
「明日はゆっくりしましょうね」
「そうだな」
そういった後、あまりにも眠たくて恥ずかしいくらいの大あくびをした。
電気が消えた薄暗い部屋だけど、大口を開けてあくびをしたのは分かったようで、貴博さんはくすくすと笑っていた。かなり恥ずかしい。
貴博さんは私の髪をすくと、唇に軽くキスをした。
「それじゃあ、おやすみ」
「はい、お休みなさい」
ここのところずっと感じている貴博さんの温もりに抱かれて、私はそのまま眠りに就いた。
夕飯を食べて、明日の朝ごはんを買ってから部屋へと戻る。
お風呂に入って寝る準備をして布団に入っていると、あまりの心地よさに先に眠ってしまうということが多くて、なんだか貴博さんに申し訳ない気分になる。
貴博さんが寝る準備をして布団に入ってきたことで、目が覚めた。
「ごめん、起こした?」
「あ……気がついたら寝てました」
「土日も出掛けることが多いから、ゆっくりできないよな。明日は出掛けないで部屋でゆっくりしようか」
「はい、そうします」
仕事が忙しくないとはいえ、ほぼ毎日、出掛けていたらさすがに疲れる。だからその申し出は大変ありがたかった。
「真白と一緒に色々と見て回れたのは楽しかったけど、二人きりでゆっくりいちゃつけてないからちょっと不満に思っていたんだ」
それは私も思っていたことだから、貴博さんの身体に抱きついた。
「明日はゆっくりしましょうね」
「そうだな」
そういった後、あまりにも眠たくて恥ずかしいくらいの大あくびをした。
電気が消えた薄暗い部屋だけど、大口を開けてあくびをしたのは分かったようで、貴博さんはくすくすと笑っていた。かなり恥ずかしい。
貴博さんは私の髪をすくと、唇に軽くキスをした。
「それじゃあ、おやすみ」
「はい、お休みなさい」
ここのところずっと感じている貴博さんの温もりに抱かれて、私はそのまま眠りに就いた。