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テンプテーション【完結】
第1章 告白から始まる恋?
 私はどうすればいいのか分からないまま固まっていると、月野木さんは私の唇を何度もついばんだ。その度に月野木さんの柔らかくて温かな唇の感触を嫌というほど意識させられた。
 私は今、月野木さんにキスをされている。
 その事実に、酔いがさらに回ったような気がして、慌てて月野木さんの肩にしがみついた。
「月……っ、んっ」
 名前を呼ぼうと唇が離されたときに口を開くと、ぬるりと唇を舐められ、舌が入り込んできたのが分かった。
 ディープキスっていうものがあるのは知っていたけれど、自分以外の肉体の一部が入ってくるのはすごくびっくりする。
 しかも口内で月野木さんの舌が動く度に艶めかしい水音がするから、恥ずかしくて仕方がない。それに酔っているからなのか、ふわふわしてとても気持ちがいい。
「ん……ふっ、ふぅ」
 月野木さんに求められるまま、私も舌を動かす。月野木さんの舌に擦られて、すごく気持ちがいい。
 これがファーストキスになるけれど、こんなに気持ちがいいものを今まで知らなかったなんて、ちょっともったいないような気もする。
 私は月野木さんの肩から背中に手を伸ばして身体を引き寄せるようにすると、月野木さんの手が髪に触れ、肩を撫で、背中に伸ばされて、ソファの座面から起こされた。
「真白がほしい」
 私もかなり酔いが回っていたし、今のキスで火をつけられた。
「私……初めて、だよ?」
「分かった。優しくする」
 月野木さんは私の肩を抱きながら寝室に移動した。月野木さんは私をベッドに座らせると、唇を重ねてきた。月野木さんの唇の柔らかさに夢中になっていると、なんとなく前が涼しい。キスをしているうちにブラウスのボタンがはずされていたようだった。
 恥ずかしくて前を隠そうとしたけれど、月野木さんの方が早くて、するりとブラウスを脱がされた上に、キャミソール越しに胸に触れられたと思ったら、開放感が訪れた。
「あっ……」
 月野木さんは私にキスをしながら器用にブラジャーのホックをはずしたようだった。
 肩紐が腕にかかり、ブラジャーが引っ張られて取り去られた。キャミソールの肩紐もだらしなく腕にかかっているけれど、胸をかろうじて隠していた。縁にはピンクの花が飾られた、薄い黄色のキャミソールは私のお気に入りの一枚だ。
「俺に脱がされるのがわかってこれを選んだ?」
「ち……違いますっ」
「なぁんだ、残念」
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