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テンプテーション【完結】
第2章 自覚する想い
 貴博さんは素敵で素晴らしいんだってことを伝えたくて、慌ててフォローした。
「貴博さんは気がききますし、お仕事もしっかりこなしてますし、なによりも鈍感な私に気長につき合ってくれました!」
 果たしてこれがフォローなのか分からないけど、私の言葉に貴博さんは肩で笑ってるし、お父さまは唖然として、お母さまはくすくすと笑っていて、どうすればいいのか分からなくておろおろしてしまった。
「真白ちゃん、この子は昔から気が長いと言えば聞こえが良いけど、のんびりしてるというか、のれんに腕押しなところがあるのよ。しっかりお尻を叩かないと駄目よ」
 と言われたけれど、気が長いというのはあるけど、のれんに腕押しということはないと思う。
「大丈夫だよ、母さん。真白はしっかりしてるから」
 私の隣で優雅に紅茶を飲みながら私の評価を口にしたけれど、しっかりはしてないと思います!
「それなら、安心ね。お父さま、かわいい娘ができて良かったわね」
「……そうだな。それで、婚姻届は?」
 お父さまに促され、貴博さんはスーツの内ポケットから婚姻届を取り出した。
「ほう、もう真白ちゃんのご両親から許可を取ってきたのか」
「もちろんですよ」
 私より貴博さんの方が何倍もしっかりしてると思います!
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