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テンプテーション【完結】
第3章 囲い込まれる野良猫
 店を出て、私たちは手をつないで駅まで向かった。
「真白、うちに泊まっていくよな?」
「え……」
 そういえば、貴博さんの部屋に泊まるのは決定事項となっていたような気がするけれど、そうやって改めて聞くんですね。聞いたら嫌って言うのを知っているのに。
 ……とはいえ、今回は離れがたいからいつものようにばっさりと嫌だと言えなくて躊躇していると、貴博さんは言い訳するように言葉を継いだ。
「入籍したのに、ばらばらになるなんて切なすぎる……!」
 ええ、まあ、そうですが。
「とりあえず、うちに来て」
 少し潤んでいて、それでいて自信がなさそうに眉を下げて貴博さんはこちらを見ていた。そんな切ない表情で私を見ないでください。
「はい……」
 と素直に答えることしかできなかった。
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