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偽りのレンズに写された少女
第2章 撮影開始
俺は、ページを捲りながら、雑誌と同じようなポーズをした高2の少女を撮り続ける。ページを捲るごとに、少しずつ過激なポーズになっていく。

それでも、撮られる快感に酔っているのか、恥ずかしいという気持ちが薄らいできたのか、少し頬を赤らめるだけで、なんの抵抗もなく、雑誌と同じポーズを美月は撮り続けていた。



そしてまた、次のページを捲るとそこには、ボールギャグを咥えた姫野真樹が居た。そのページを見た瞬間、美月はビックリしたような顔をしたがすぐにそのポーズを撮ろうと、自分の体を少しクネクネと動かして、写真と自分の体を動かす。



「あ、それなんだけど。写真と同じような事できるかな?」

「同じような?」


「うん、その姫野真樹ちゃんが咥えてるような……」

「これ……ですか?」

美月は、写真のボールギャグを指差す。



「うん、それそれ」

「あ、はい。大丈夫だと思いますけど」

少し戸惑ったような顔はしたが、すぐにそれが「ボールギャグとはどんなものか」という興味に変わったらしい。




「えっと、これなんだけどね」

俺は再びバッグのほうに近寄り、バッグの中から赤いボールギャグを取り出した。まだ未開封だったので、袋を開ける。

「それ、なんの道具なんですか?」

美月は少し笑いながら俺に尋ねてきた。


「まぁ、これはあれだな。女の子を可愛く見せるアイテムみたいなもんかな」

「なるほど……」



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