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偽りのレンズに写された少女
第3章 少女と……
それからしばらくすると、俺はズボンとパンツを上げて、マットの上に立ち上がった。

美月は放心状態になってるように、マットの上でほぼ全裸の状態で仰向けになっている。足はしっかりと閉じていたが、美月の秘部には俺の白い液が所々に着いているのが分かった。


ズボンを履いた俺は、プレハブ小屋内に投げ出されていた美月の下着やブラウスを拾い集める。無我夢中だったのでよく覚えていないが、ブラウスなどはマットからだいぶ離れた場所にブラジャーと一緒に落ちていた。


俺はそれらを拾うと、美月のそばに近づく。



美月は無言のまま、スッと上半身を起こした。

「人が来ないうちに洋服を着ちゃおうか」

俺はそう言うと、美月の胸にブラジャーを着け、ブラウスを着せた。それでもまだ放心状態のような感じだった美月に、今度は手を取って立ち上がらせると、下着を手に取って履きやすいように足に通してあげた。美月は特に何も言わずに、黙って下着を履く。

そして、その後スカートも履くと、美月はまたマットの上にちょこんと座り込んだ。

「美月、ごめん」



俺は呆然と座りつくしている美月に謝った。すると、しばらく何も言葉を発しなかった美月が、ゆっくりと口を開く。


「初めから、こういう事をするつもりだったんですか……?」

「いや、そうじゃないよ。だけど撮影してるうちに、美月があまりにも可愛くて」


俺がそう答えると、美月は何か考え事をするようにして、プレハブ小屋のドアのほうを見つめ、微かに聞こえる公園で遊ぶ子供達の声を聞いているようだった。

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