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偽りのレンズに写された少女
第1章 モデル募集
何人もの子供達が遊ぶ公園の敷地を通り過ぎると、公園のフェンスの先に雑草に覆われた一帯がある。そこは、しばらく管理されていないのか、少し荒れた感じになっていて、公園の先にある道路よりは低い位置にあったため、どこからも死角になっているような所だった。


そして、その雑草に覆われた一角に、小さなプレハブ小屋があった。実は数日前、掲示板に書き込みをする前には既にこのプレハブ小屋に目をつけていた。「ここなら、誰も来ない」という確信を持てたため、俺はあの書き込みをした。

「ちょっと雑草が多くて、歩きづらいけどごめんね」

「いえ」

彼女は特に、人気がないというような事を心配する様子もなく、俺に着いてきている。



ガラガラッと、プレハブ小屋の引き戸を開ける。扉に鍵はないが、内側に棒でも挟めば外から開けられる事はないだろう。

「さぁ、ちょっと散らかっているけど。どうぞ」

「はい、お邪魔します」


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