この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられる、キスを
第24章 泊まり
一度家に戻り、週末えっちゃん先輩の家に泊まる準備をしてから、『スターライト』へ向かう。
店につくと、店長は店先に置いたプランターに水をやっていた。

「おはようございます」
「おはよう…って、またご機嫌だな…」

顔を上げた店長が呆れ顔で言う。
そんなににやけた顔でもしているのだろうか。
俺の心を読んだように、店長がにやりと笑う。

「お前、朝出勤の時は大抵眠そうだけど、今日は目覚めすっきり!って顔してるしな…」

それに、と口の辺りを指差す。

「付いてるぞ、紅いの」
「へ?」

慌てて口をこすると、指先に薄っすら紅色が付いた。
これは、もしかして…

「朝っぱらからいいねえ、若い奴は…」

はーあ、とわざとらしくため息をついて立ち上がる。
顔洗っておけよ、と言って店内へと戻ってしまった。
俺も後から入り、バックヤードで着替えを済ませ、フロアに戻る。
前日にテーブルの上に上げた椅子を下ろし、テーブルを丹念に拭く。
必要なカトラリーを準備してから、日替わりメニュー表を作成する。
店長の気分やその日の仕入れ状況によってランチもディナーもメニューが変わり、それを楽しみにしている常連客も多い。

「今日も頼むよー」

キッチンの奥から店長の声が聞こえた。

/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ