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第26章 無防備

太腿を撫でると、少ししっとりとしていた。
背中から、滑りのよい白い尻に指を這わせると、また、ぴくっと身体が揺れる。

「あ…や…」
「あ、お尻、撫でるの気持ちいいんだ」

小さすぎず、大きすぎず、柔らかさも申し分ない。
俺の首に縋り付く先輩を抱きなおす。
水色の下着を少しずらして、露わにする。

「……ここ、キスしてもいい？」
「だ、だ、だめ！！！」

慌てて両手で自分の尻を庇う。
半泣きの表情が、ますます俺を煽り立てる。

「先輩のお尻、柔らかいし、すべすべして、気持ちいい」
「へ、変なこといわない…っあ…」

尻の割れ目に沿ってなぞると、きゅっと足を閉じ、再び俺の首に縋り付いた。
すかさず唇を合わせる。

「んん…っ…ふ…」

離れると、とろんとした目がこちらを見つめる。

「ほんと、先輩、俺とキスするの好きだよね。そんな気持ち良かった？」

先輩は顔を真っ赤にしてしまう。

そんな顔して。
どれだけ煽れば気が済むんだろう。
まだまだ、我慢しなくちゃいけないのに。

俺の左手はまだ先輩の尻から太腿をうろうろしていた。
肌触りが良くて、手が離せない。
尻を撫でながら、控え目な胸の裾野から頂点までを舐め上げる。

「や…ほし…くっ…あ…」

その刺激に先輩は甘い吐息のような声を洩らした。