この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
忘れられる、キスを
第31章 傷痕
「ああ…いや……あ…」
「へえ、お前、こんなところで感じるのか」
佐野さんは不気味な笑みを浮かべる。
スカートを両手で掴むと、そのまま引き裂いた。
薄緑の、フレアスカート。
せっかく、星くんが、綺麗な色、って言ってくれたのに。
無惨な姿に、涙が零れる。
どうして、こんなことになってしまったのだろう。
私がいけない?
誰にも相談しなかったから?
きっぱりと断らなかったから?
「お前も悪いんだよ、深町。お前がそんな…怯えるような顔をするから……逃げられると追いかけたくなるんだよ、俺」
私は無意識のうちにポケットに入れた携帯に手を伸ばした。
星くん、助けて。
一番最後にかけたのは星くん。
凹凸の無い画面の上に表示されるアイコンの並びを思い出す。
お願い、と指先に祈りを込める。
けれどもそんな祈りも虚しく、佐野さんは目ざとく私の携帯を取り上げた。
舌舐めずりをして、私の下着に手を掛ける。
いとも簡単に足から下着が抜かれ、足を広げられ、秘部が露わにされる。
「い…いやっ……!は、なして…!!」
足をばたつかせようとしたが、がっしりと掴まれ動かない。
内腿を生暖かいものが撫でる。
チリッと痛みが走った。
「痕付けてやるよ、ここ」
何度も、何度も、執拗に、佐野さんは私の足を嬲った。
「へえ、お前、こんなところで感じるのか」
佐野さんは不気味な笑みを浮かべる。
スカートを両手で掴むと、そのまま引き裂いた。
薄緑の、フレアスカート。
せっかく、星くんが、綺麗な色、って言ってくれたのに。
無惨な姿に、涙が零れる。
どうして、こんなことになってしまったのだろう。
私がいけない?
誰にも相談しなかったから?
きっぱりと断らなかったから?
「お前も悪いんだよ、深町。お前がそんな…怯えるような顔をするから……逃げられると追いかけたくなるんだよ、俺」
私は無意識のうちにポケットに入れた携帯に手を伸ばした。
星くん、助けて。
一番最後にかけたのは星くん。
凹凸の無い画面の上に表示されるアイコンの並びを思い出す。
お願い、と指先に祈りを込める。
けれどもそんな祈りも虚しく、佐野さんは目ざとく私の携帯を取り上げた。
舌舐めずりをして、私の下着に手を掛ける。
いとも簡単に足から下着が抜かれ、足を広げられ、秘部が露わにされる。
「い…いやっ……!は、なして…!!」
足をばたつかせようとしたが、がっしりと掴まれ動かない。
内腿を生暖かいものが撫でる。
チリッと痛みが走った。
「痕付けてやるよ、ここ」
何度も、何度も、執拗に、佐野さんは私の足を嬲った。