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忘れられる、キスを
第4章 衝動
こんなこと、するつもりじゃなかった。
けど、止められなかった。

抱きかかえて、ベッドの上に押し倒す。
唇を、ついばむように、何度もキスをして。
その、細い肩に、控えめな胸に、触れる。

涙をいっぱいためた顔。
無防備な仕草。
素肌にパジャマの上衣とトランクス。

よく考えなくても、それは俺をこんな気持ちにさせるのには十分だった。

そして極めつけの「倉田先輩が、好き」。

なんで。
どうして。
その人振り向いてくれないんでしょ。
先輩のこと、見てくれないんでしょ。

それなら、俺でいいじゃん。

俺にしよ。
俺なら、先輩にそんな顔させない。
先輩の側にいて、ずっと先輩だけ見てる。

そんな気持ちが全部、言葉じゃなくて、行動に出た。

思っていたより、小さな胸。
片手にすっぽり収まる。
それでも、女性らしい柔らかさがそこにはあって、俺はそっと、ほぐすように揉んだ。

「あっ……だ…め…」

掠れた声が聞こえる。

ああ、こんなことしちゃだめだ。
無理矢理なんて。

頭では分かっていても、止められない。

「倉田先輩が好き」なんて、言うから。

そんなの、忘れて。
俺と。

少しずつ、硬くなり、つんと上を向いた胸の尖端を口に含むと、先輩の身体がびくっと揺れた。
その反応が可愛くて、左手を下腹部へと滑らせる。

身体の中心から、その下へ。
胸、お腹、臍、腰。
触れるたびに、ぴくん、ぴくんと反応する。

先輩、俺のこと、感じて。

祈るような気持ちで、指先に力を込めた。



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