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忘れられる、キスを
第4章 衝動
先輩の敏感な処を弄りながら、身体中にキスをする。
だめだと分かっていて、それでもやめられない。
「や…あ…っ………だっ……」
先輩の掠れ声が、俺を煽る。
だんだん潤ってきた先輩の秘部の中心に指を這わせる。
先輩は、セックス、したことあるのかな。
ぼんやり思ったその時。
「やっ……やめて……!」
突然の叫び声に驚き、先輩の中に入り込んでいた第一関節がするりと抜け、はっと我に返る。
怯えきった目。
震える肩。
乱れた服。
また大粒の涙をぽろぽろ零す先輩を見て、自分が取り返しのつかないことをしてしまったということをようやく実感した。
なんて、馬鹿なことを。
こんな顔、させたくなかったのに。
どんなに後悔しても、もう遅い。
「あ……お、俺…その…」
謝らなくてはいけないのに、言葉が出ない。
情けないくらいに、しどろもどろ。
「ご、ごめんなさ…い」
やっとのことで、それだけ言う。
先輩は、ただ、ただ、しゃくりあげるばかり。
こんなにも泣かせた原因は、俺。
宥める資格すら、ない。
どうすればいいのか分からず、そっとベッドから降りる。
先輩の嗚咽だけが部屋に響く。
先輩の身体に付けた、紅い印が、俺の罪の証のようだった。
だめだと分かっていて、それでもやめられない。
「や…あ…っ………だっ……」
先輩の掠れ声が、俺を煽る。
だんだん潤ってきた先輩の秘部の中心に指を這わせる。
先輩は、セックス、したことあるのかな。
ぼんやり思ったその時。
「やっ……やめて……!」
突然の叫び声に驚き、先輩の中に入り込んでいた第一関節がするりと抜け、はっと我に返る。
怯えきった目。
震える肩。
乱れた服。
また大粒の涙をぽろぽろ零す先輩を見て、自分が取り返しのつかないことをしてしまったということをようやく実感した。
なんて、馬鹿なことを。
こんな顔、させたくなかったのに。
どんなに後悔しても、もう遅い。
「あ……お、俺…その…」
謝らなくてはいけないのに、言葉が出ない。
情けないくらいに、しどろもどろ。
「ご、ごめんなさ…い」
やっとのことで、それだけ言う。
先輩は、ただ、ただ、しゃくりあげるばかり。
こんなにも泣かせた原因は、俺。
宥める資格すら、ない。
どうすればいいのか分からず、そっとベッドから降りる。
先輩の嗚咽だけが部屋に響く。
先輩の身体に付けた、紅い印が、俺の罪の証のようだった。