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忘れられる、キスを
第37章 露天風呂
「や、治まったと思ったんだけどさ」

そう言いながら、星くんが、私と自分との間に手を挟んで、当たらないようにしてくれる。

「先輩が可愛いから…」

ちょっと不満げに唇を尖らせた。

「俺、先輩のことめっちゃ好きだから、こうならないほうがおかしいんだって。ふつーの反応なの」

頭では分かっていても、やっぱり、慣れない。
まだまだ、星くんの「男」の部分を受け止めるには、時間がかかりそうだ。

本当に面倒だな、私。

「ちょっと、触ってみる?」
「い、いいです…!」

全力で首を振る。

「…やっぱダメか」
「ご、ごめんなさい…」

いいって、と星くんが再びキスをする。

キス、好きなのに、なあ。
どうして、怖くなっちゃうのかな…

「先輩、キス、本当に好きだね」
「へ、あ…」
「いっつも気持ち良さそうな顔してる」

鼻と鼻をくっつけられた。

気持ち良さそうな顔…って…そんなのも見られてるの…?

恥ずかしさにまた顔が熱くなる。

「そんな顔して…煽んないで」
「煽ってな…」
「いやいや。それ、ほんと、ヤバいんだって」

星くんが、また、唇を重ねた。
今度は、深くて、長い、キス。
蕩けそうな、甘い、キス。

「のぼせそうだね。出よっか」
「ん…」

星くんが立ち上がると、ざぶっと、お湯が零れた。
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