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忘れられる、キスを
第41章 文化祭
「すごい、お酒飲んだでしょ」
「えー…へへ…文化祭の決起会で…ちょっとね、盛り上がっちゃって」
まだ酔いが覚めないのか、へらへらと笑う。
もう寝よう、と離れようとすると、そのままベッドに押し倒された。
「や……ちょ、っと…星く…」
「久々に会ったのに、寝られると思う?俺、二週間以上も我慢したんだよ?」
えっちゃんの弱いとこ、いっぱい責めちゃお、と笑い、かぷりと左耳を甘噛みされた。
反対側の耳朶をアルコールが回って熱を持った指先で弄られる。
「ひゃあ…んっ」
かわいい、と星くんが満足気に呟いた。
やっぱり、酔っ払ってる。
なんか態度が強気だし、それに、私のことを、えっちゃん、なんて、呼ばなかったのに。
「や、もう、離して、星くんっ」
「やだ」
お構いなしに、胸元に紅く印を付ける。
会いたいと思った。
抱きしめて欲しいと思った。
けれど、そうじゃない。
ちゃんと、話がしたかった。
「星くんっ」
トン、と背中を叩くと、星くんがはっとして離れる。
「…ごめん…なさい」
星くんが神妙な顔つきになる。
それから、遠慮がちに、あの、と口を開いた。
「えっちなこと、しないから…ぎゅってしてもいい?」
「ん…」
再び、温かな身体とボディーソープの匂いに包まれた。
「えー…へへ…文化祭の決起会で…ちょっとね、盛り上がっちゃって」
まだ酔いが覚めないのか、へらへらと笑う。
もう寝よう、と離れようとすると、そのままベッドに押し倒された。
「や……ちょ、っと…星く…」
「久々に会ったのに、寝られると思う?俺、二週間以上も我慢したんだよ?」
えっちゃんの弱いとこ、いっぱい責めちゃお、と笑い、かぷりと左耳を甘噛みされた。
反対側の耳朶をアルコールが回って熱を持った指先で弄られる。
「ひゃあ…んっ」
かわいい、と星くんが満足気に呟いた。
やっぱり、酔っ払ってる。
なんか態度が強気だし、それに、私のことを、えっちゃん、なんて、呼ばなかったのに。
「や、もう、離して、星くんっ」
「やだ」
お構いなしに、胸元に紅く印を付ける。
会いたいと思った。
抱きしめて欲しいと思った。
けれど、そうじゃない。
ちゃんと、話がしたかった。
「星くんっ」
トン、と背中を叩くと、星くんがはっとして離れる。
「…ごめん…なさい」
星くんが神妙な顔つきになる。
それから、遠慮がちに、あの、と口を開いた。
「えっちなこと、しないから…ぎゅってしてもいい?」
「ん…」
再び、温かな身体とボディーソープの匂いに包まれた。