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忘れられる、キスを
第45章 仲直り?
「……ん先輩…えっちゃん先輩」
「ん……」
「朝だよ、起きよ?」

薄っすら目を開ける。
何だか身体がだるい。
ぼんやりとした輪郭が徐々にはっきりしてくる。

「早く起きないと、ちゅーするよ?」

近づいてきた顔に驚き、思わずがばりと身を起こす。

「そんなによけなくても…」

昨日はあんなに…と星くんが不満を漏らした。

「か、顔、洗ってくる…!」

冷たい床にへっぴり腰になりながら、洗面所へ逃げ込む。

ああ、びっくりした。

冷たい水で顔を洗い、気持ちもしゃっきりする。
部屋に戻ると今度は星くんが毛布に包まっていた。

「起きるんじゃなかったの?」
「寒いからさー…」

不意に腕を引っ張られ、そのまま抱きしめられる。

「きゃっ…」
「ぶかぶかパジャマって可愛いよね…脱いで欲しくないもん」

そう言って、星くんが耳朶を甘噛みする。
そわりと身体に刺激が走った。

「や、やだ…あっ…」
「なんつー声出してんの…」

呆れたような星くんの言葉に顔が熱くなる。
恥ずかしくて、顔を上げられない。
途端にきゅーっとお腹の鳴る音がした。

「……ご飯にする?」
「うん…」

冷蔵庫には相変わらずほとんど何も入っていなかった。
卵とお米、それに魚肉ソーセージと痛みそうなピーマン。

本当に、どんな食生活を送っているんだろう…

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