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忘れられる、キスを
第45章 仲直り?
「目玉焼き、半熟にしてー?」
残りご飯を温め、星くんが棚の奥から出したインスタント味噌汁に、魚肉ソーセージとピーマンの炒め物、星くんのリクエストの半熟目玉焼きを並べると、それなりの朝食になった。
「先輩やっぱ、料理うまいよね」
「そんなことないと思うけど…」
一人暮らしが長いとそれなりには出来るようになっただけのことだ。
それでも、そんな風に褒められるとくすぐったい気持ちになる。
「星くんも目玉焼きくらい作れるでしょ?」
「んー…いつも半熟に上手くできないしなー…」
それに、とにこっと笑う。
「先輩に作ってもらうほうが、美味しい」
ご飯粒ついてる、と口元に手が伸びた。
そのまま、顎を掴まれる。
「ひゃ…や…」
「……そんな、声、出さないでってば…」
はーあ、と呆れたように星くんがため息をついた。
「我慢できるものも、できなくなるでしょ」
ごちそうさま、と律儀に手を合わせ、綺麗に平らげたお皿を流しに下げに行った。
星くんがお皿を洗っている間にコーヒーを淹れる。
窓の外は雲が立ちこめ、今にも雨が降りそうだ。
肌寒さを感じて、毛布を膝に掛ける。
「寒い?」
「ん…ちょっと…」
「天気も悪いし…今日はうちでゴロゴロしよう?」
そう言って、星くんがちゅ、と私の頬にキスをした。
残りご飯を温め、星くんが棚の奥から出したインスタント味噌汁に、魚肉ソーセージとピーマンの炒め物、星くんのリクエストの半熟目玉焼きを並べると、それなりの朝食になった。
「先輩やっぱ、料理うまいよね」
「そんなことないと思うけど…」
一人暮らしが長いとそれなりには出来るようになっただけのことだ。
それでも、そんな風に褒められるとくすぐったい気持ちになる。
「星くんも目玉焼きくらい作れるでしょ?」
「んー…いつも半熟に上手くできないしなー…」
それに、とにこっと笑う。
「先輩に作ってもらうほうが、美味しい」
ご飯粒ついてる、と口元に手が伸びた。
そのまま、顎を掴まれる。
「ひゃ…や…」
「……そんな、声、出さないでってば…」
はーあ、と呆れたように星くんがため息をついた。
「我慢できるものも、できなくなるでしょ」
ごちそうさま、と律儀に手を合わせ、綺麗に平らげたお皿を流しに下げに行った。
星くんがお皿を洗っている間にコーヒーを淹れる。
窓の外は雲が立ちこめ、今にも雨が降りそうだ。
肌寒さを感じて、毛布を膝に掛ける。
「寒い?」
「ん…ちょっと…」
「天気も悪いし…今日はうちでゴロゴロしよう?」
そう言って、星くんがちゅ、と私の頬にキスをした。