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第53章 ふたりぐらし

「あーあ、すぐイっちゃった」

溢れた蜜を舌で舐め取られる。

「あっ、ひゃあっ…んっ」
「今の、気持ちよかったの？」

くすくすと笑って、お尻にちゅ、とキスをする。
そのまま、ちゅ、ちゅ、と降りて、割れ目をなぞり、先ほどからだらしなく蜜を溢し続けるそこを、ぢゅっと吸う。

「あ、っんあ、だめ、そ、き、きたな…」
「汚くないよ、甘い…」

足を広げられ、敏感な部分を擦られ、蜜壺となったそこを吸われる。
あまりの快感に、体重を支える膝がガクガクと震え、暖かいものが足を伝った。

「あ、出ちゃったね」
「え…」

星くんが優しく言って、すぐにタオルを敷いてくれた。
びしゃびしゃになった足の間もさっと拭いてくれる。
何が起きたかも理解できず、力が抜け、起き上がれないままの私を、星くんが優しく抱き起してくれた。

「ごめん、足の間、気持ち悪いよね」

待ってて、と私を残して部屋を出ていくと、ほんの数分でまた戻ってきた。

「熱かったら言って」

そう言って足の間をホットタオルで拭き始めた。
温かく、心地よい。
足首、脹脛、太腿…と登ってきて、そのまま雫の落ちる茂りの中へと手が伸ばされた。