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忘れられる、キスを
第53章 ふたりぐらし
「あ、や…っん…!」
「あれ、絵津子さん、こんなのでも感じるの?」

温かいタオル越しに星くんの指が私の秘芯を突く。
そのまま入り口の辺りを擦られる。

「んっは…あっ…やあ…」
「やだなあ、おしっこ拭いてただけなのに」

へ……?
なに、今…

「お、おしっ…」
「絵津子さん、今気持ちよくなっておしっこしちゃったんだよ?だから拭いてたんだけど…」

う、うそ、今、私、べ、ベッドの上で、も、漏らしちゃったの…?!

心臓が急にばくばくと音を立てる。
こんなこと、今まで…

「気持ちよかったんだよね、俺、絵津子さんが気持ちよくなってる姿みるの好きだから、超嬉しい」

な、何を言ってるの…だって、お、おしっこ…漏らしたのに…汚いのに…
どうしよう、お、おしっ…こ…漏らして…小さい子みたい…やだよ…こんな…

パニックで、気付けば涙が溢れて止まらなくなってしまった。
気づいた星くんは、ぎゅっと私を抱きしめ、小さい子を宥めるかのように頭を撫でてくれた。
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