この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられる、キスを
第53章 ふたりぐらし
どうしてこうも、俺の理性は堪え性がないのか。
焦らすことも、優しくすることもできず、余裕なく、先輩の身体を弄ぶ。

「え、絵津子さん…キ、ス……して?」

甘えて強請ってみれば、震える唇が触れ、離れる。
二度、三度、繰り返されるそれに、頭の奥がジンと痺れた。

もっと、もっと、もっと。
求めさせたい。
感じさせたい。

ぐじゅ、ぐしゅ、と卑猥な音が響く。

まだ、イきたくない。
もっと、ずっと、こうしていたい。

そんな俺の気持ちも、先輩の甘い締め付けの前では無力で、欲望のままに動き、その欲を思い切りぶち撒けてしまうほかなかった。

今日何度目かの絶頂に、先輩の身体がガクガクと震えたかと思うと、ふっと力が抜け、倒れ込んできた。
ヒクヒクと、俺に吸い付くナカは名残惜しかったが、手早く結合を解き、ゴムを処理する。

「りゅ…う、く…」

気付くと、先輩の足には二筋の液体が伝っていた。
どうやら最後のは随分と気持ちよかったらしい。
慌ててタオルを当てたが、随分とシーツが濡れてしまった。
濡れてしまったところは応急処置をして、先輩の身体をホットタオルで拭く。

タオル越しの柔らかい感覚に、つい、身体が反応してしまう。
それでも何とか抑え込んで、新しい下着を穿かせる。
それでようやく、俺もベッドへ入って、裸の先輩を抱き込むと、すとんと眠りに落ちてしまった。
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ