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忘れられる、キスを
第53章 ふたりぐらし
「星くんに、触られる、の…すごい、嬉しかった……」
言い終わって頭がクラクラした。
「うれし…」
星くんは小さく呟いて、私の肩をきゅうっと抱きしめると、あのね、と珍しく言いにくそうに、小さな声で話し始めた。
「……倉田先輩が、俺の、上司になったんだ」
「ロスから戻ってきてたんだ…何か話した?」
「いや、俺も倉田先輩も異動してきたばっかりだったから全然話す余裕なくて、挨拶したくらい…」
ぼそぼそと、歯切れ悪く話が続く。
「倉田先輩……ってもう、先輩じゃないや、倉田課長、相変わらずめっちゃ爽やかイケメンだった」
「そっかー課長なんて、かっこいいね」
あ、やばい。
そう思った時には背中を強く吸われていた。
きっとしばらくは消えない痕になるだろう。
「えっちゃん先輩は、俺のだもん」
可愛い言い方とは裏腹に、きつく吸い上げるように、ちゅ、ちゅ、とわざとらしいリップ音を立てて、背中にキスを落とす。
ひとしきり背中を責め終わると、星くんが私の腰のあたりを持って、膝立ちにさせた。
「ね、ちょ……星く…」
「先輩の……絵津子さんの、イイ所、俺だけが知ってるんだから」
星くんの骨張った手が、私のお尻を掴んだ。
言い終わって頭がクラクラした。
「うれし…」
星くんは小さく呟いて、私の肩をきゅうっと抱きしめると、あのね、と珍しく言いにくそうに、小さな声で話し始めた。
「……倉田先輩が、俺の、上司になったんだ」
「ロスから戻ってきてたんだ…何か話した?」
「いや、俺も倉田先輩も異動してきたばっかりだったから全然話す余裕なくて、挨拶したくらい…」
ぼそぼそと、歯切れ悪く話が続く。
「倉田先輩……ってもう、先輩じゃないや、倉田課長、相変わらずめっちゃ爽やかイケメンだった」
「そっかー課長なんて、かっこいいね」
あ、やばい。
そう思った時には背中を強く吸われていた。
きっとしばらくは消えない痕になるだろう。
「えっちゃん先輩は、俺のだもん」
可愛い言い方とは裏腹に、きつく吸い上げるように、ちゅ、ちゅ、とわざとらしいリップ音を立てて、背中にキスを落とす。
ひとしきり背中を責め終わると、星くんが私の腰のあたりを持って、膝立ちにさせた。
「ね、ちょ……星く…」
「先輩の……絵津子さんの、イイ所、俺だけが知ってるんだから」
星くんの骨張った手が、私のお尻を掴んだ。