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忘れられる、キスを
第53章 ふたりぐらし
***
今朝の続き、と丸め込まれて、素肌にエプロンだけをつけた状態で朝食の準備をすることになってしまった。
背後から注がれる視線が気になって仕方がない。
「コーヒーにする?紅茶?」
星くんが無邪気に声をかけてくる。
その余裕が恨めしい。
パンを焼いて、その上にスクランブルエッグを乗せる。
「絵津子さん、綺麗」
星くんの視線が私の背中をなぞる。
背骨に沿ってすうっと降って、そのままお尻の中心へ降りていく。
あ、やだ……
視線だけで、ゾクゾクする。
私、今、どんな顔してる?
お腹の下の方が、きゅ、っと甘く痺れる。
恥ずかしくて、振り向くことができない。
「絵津子さん」
ちゅ、と頬に口付けされて、我に返った。
「食べよ、冷めちゃうよ?」
「う、うん…」
椅子に座って食べ始めても、味なんてわからなかった。
心臓がドキドキする。
身体の中心がムズムズする。
「……もしかして、もう、シたい?」
星くんにじっと見つめられる。
身体が熱い。
今朝の続き、と丸め込まれて、素肌にエプロンだけをつけた状態で朝食の準備をすることになってしまった。
背後から注がれる視線が気になって仕方がない。
「コーヒーにする?紅茶?」
星くんが無邪気に声をかけてくる。
その余裕が恨めしい。
パンを焼いて、その上にスクランブルエッグを乗せる。
「絵津子さん、綺麗」
星くんの視線が私の背中をなぞる。
背骨に沿ってすうっと降って、そのままお尻の中心へ降りていく。
あ、やだ……
視線だけで、ゾクゾクする。
私、今、どんな顔してる?
お腹の下の方が、きゅ、っと甘く痺れる。
恥ずかしくて、振り向くことができない。
「絵津子さん」
ちゅ、と頬に口付けされて、我に返った。
「食べよ、冷めちゃうよ?」
「う、うん…」
椅子に座って食べ始めても、味なんてわからなかった。
心臓がドキドキする。
身体の中心がムズムズする。
「……もしかして、もう、シたい?」
星くんにじっと見つめられる。
身体が熱い。