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Platonic Love
第2章 美人さんとジュラシックパーク
しかし何でTSUTAYAに来たのよ俺。
自分の奇行に若干引きながらとりあえず手に取ったジュラシックパークのパッケージからDVDを引き抜き、空になったパッケージを棚に戻した。
そしてそのまま店内を徘徊し、適当にDVDを見て回る事にした。
なんじゃこりゃ。まるでボケ老人だな。
どうやってここに来たのかも、何でここに来たのかも分からない。
けどせっかく来たし、何か面白そうなやつがあったら借りようと思った。
新作コーナーで足を止め、適当に手に取り裏表紙を見ては棚に戻すと言う奇行を何度か繰り返し、飽きてきた頃に俺はレジに向かった。
結局借りるのはジュラシックパークの1本だけで、俺は財布からT−ポイントカードを出した。