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Platonic Love
第2章 美人さんとジュラシックパーク
何の嫌がらせのつもりなのか、女の人は拾い上げた小箱を俺に持たせた。
一体何を考えてるんだこの人?
「……何のつもりです?」
「この箱の中身はネックレスですか?それとも指輪ですか?」
「あなたには関係ないでしょ?」
「これは彼女さんにあげようとしたんですか?」
「だから、関係ないでしょ?
「けど何らかの理由で彼女さんに渡せなくなったんですよね?だから捨てた。合ってますか?」
「さっきから何なんだよ!!」
我慢できずに大声をあげた。
女の人の質問一つ一つが取調べみたいですごく嫌だったし、他人にお節介されるのもウザすぎた。
大体いらないから捨てた物を拾うって、馬鹿だろ。
たかがジュラシックパーク譲られただけでもう友達気取りか?ふざけんな。