この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Platonic Love
第2章 美人さんとジュラシックパーク




で、結局どっちが払ったかと言うと……

「……あざーす」

「いいわよ。私が乗せたんだから」

彼女に払ってもらっちゃいました。

押しに負けた。

彼女はスタスタと歩き出し、俺の事など振り返らずに右に曲がり姿を消してしまった。

見失うと思って焦った俺は小走りで彼女を追いかけ、横に並んだ。

「あとどんくらいで着く?」

「1分もしないで着くわ」

カツンカツンとハイヒールを鳴らしながら風に髪をなびかせる彼女の横顔は、やっぱり美人だった。

気は強いけど容姿は100点満点だから、なんだか隣を歩く事にドキドキした。

「はい着いた。ここよ」

そう言って彼女は西山ビルと書かれたビルに入り、エレベーターのボタンを押した。

ちょっと古びたそのビルは埃っぽくて、いかにもヤバメな雰囲気を醸し出している。

「何階?」

段々と不安になってきた俺は涼しそうな顔でエレベーターが降りてくるのを待つ彼女に聞いた。

彼女はチラッと俺を横目で見ると、淡白に『3階』と答えて再び黙り込んだ。

流れる沈黙。なかなか降りてこないエレベーター。

うん。すごく気まずい。
/46ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ