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Platonic Love
第2章 美人さんとジュラシックパーク
「お待たせ〜。みんなでゴディバ食べよ!」
呑気な声で台所から戻ってきた清美さんはゴディバのチョコの箱をテーブルの上に置き、箱を開けて舌なめずりをした。
フワリとチョコの甘い香りが鼻を掠めて、めっちゃ美味しそうだった。
清美さんはチョコを一つ手に取り口に入れると、うっとりした顔で味わった。
「あれ?」
思わず声を出してしまった。
あのうっとりした顔、見た事ある。
何でだ?どこでだ?
「どうしたの圭太君」
「あ、いや。何でもないです」
モヤモヤが頭の中を覆う。
やっぱり俺は清美さんとどっかで会ったことがあるらしい……。
そんなモヤモヤを抱えたまま、俺は甘いチョコを噛じった。